ryobook-豊かな人生のために

管理者のryoと申します。高校生で読書にハマり、多様なジャンルの本を乱読してきました。読書の面白さや好きな本を伝えたいので、当ブログを開設しました!読書だけではなく人生を好転させられるような情報も更新していきます。今後ともよろしくお願いします!!

田舎の引きこもりが京都に旅行しに行ったら迷子になった

 私は田舎の引きこもり大学生である。大学4年間の間に日本一周するという「脱・引きこもり」計画のため、旅行の様子をブログに残しておこうと思う。

 記念すべき第一回の舞台は「京都」だ。
京都と言えば歴史的建造物が多い印象がある。清水寺伏見稲荷大社金閣銀閣、、、など挙げだしたらきりがない。今回は高校時代の友人と歴史を巡る旅を計画した。

初の敦賀駅

 今回の旅は新しくできた敦賀-金沢間の新幹線にも乗りたいということで北陸新幹線に乗っていった。金沢から「つるぎ」に乗りいざ敦賀到着。
おいおい待て待て。敦賀ってめっちゃ都会じゃね?駅がとても広い。改札がとても広いことに心が震えた。全国の駅の中でも高級感は抜群なのでは。ちょっぴりリッチな気分でテンションがぶちあがる。

 敦賀で降りたら、すぐにサンダーバードに乗り込む。ここで少し小話だが、サンダーバードが2024月3月16日に「金沢-敦賀間」の運行が廃止されたらしい。これからは敦賀-大坂間のみの運営となる。また完全指定席制となった。私たちがこのことを知ったのは、出発(3/21)の2日前である。私たちは立乗りでもいいか、と思っていたが、速攻で計画は瓦解した。急いで予定を練り直すことに成功し、無事にサンダーバードへの乗車が完了した。サンダーバードから見えた大津市の景色が意外にも栄えているように感じられ驚きを隠せなかった。田舎の引きこもり陰キャ大学生は大喜びだった。

念願の京都駅で迷子になる田舎者

 さあ予定通りに京都駅に到着し、さよならサンダーバード、ありがとうサンダーバード。ついに京都駅に足を踏み入れる。京都駅に来たことがないと言えば噓になる。昔、修学旅行で一回だけ来たことがある。その時は先生の指示に従って団体行動していただけなので、実質、初めての京都駅だ。改札を向けても敦賀よりも広がりがないように思えた。あとは東京方面から来ている友達(N)と合流するだけ。

 というのも束の間ここで問題発生
Nと合流できない。迷子状態へに。
そもそも

という状態だった。あとはどこで合流するかの問題であったのだが、なんと愚かなことに合流地点を事前に決めていなかったことが判明。
私は福井金沢方面ということで0番のりばに到着したのに対して、Nは名古屋東京方面からで13番のりばに到着したことに気づけず、うろうろしていた。20分くらいしてNno所在がなんとなく判明。どうやら「伊勢丹」が近くにあるらしい。早速「伊勢丹」を調べ、「伊勢丹」に到着。しかしNの姿は一向に見えない。ビデオ通話にしてあたりを確認するとどうやら「伊勢丹」は彼の近くにあるらしい。次に彼の頭上の景色を確認すると何やら見覚えのありそうな物体を発見。近い!そう確信して足を進める。

「いた!!」「おう、待っておったぞ」

無事合流を果たす。なぜ我々は京都駅で1時間も通話をしながら歩いたのだろう。12時に到着したのにもう13時になってしまった。

とりあえず昼ご飯は京都駅内で食べることになった。京和食 いち藤さんで美味しいランチを頂きました。下の写真は「からあげ丼」。

京都観光-清水寺

 ご飯を食べたら、やっと観光である。今回は清水寺平安神宮、東寺には行こうと決めてあった。しかし時間も押している。急がなければ。早速、バス地下鉄一日券を買って出発。
 清水寺についたらなんと雪が降ってきた。つくづくついてないな、と笑いながら坂を登っていく。普段運動などしない私たちにとってはキツイ以外の言葉が出てこないほどの坂だ。
 やっと登り切って清水寺を見ると、さらに奥へ進めるという。何年前か修学旅行で来たときは手前までの観光だった。これはと思い、お金を払い中へ入った。中に入らずとも大勢の人がいることが分かる。下の写真は清水寺で撮ったものである。人が多すぎて写真を撮るタイミングがなかった。やっとの思いで撮った写真にも人が常に映り込んでいる。

 
 ここからは写真をあまり撮ってなくて良い写真がない。清水寺で長い時間を消費した引きこもり達には残された時間が少ししかない。平安神宮へ向かう道で雨が強くなってきたので断念して、商店街へ入っていく。古着屋をめぐりたいとも思っていたので商店街でゆったり過ごす。商店街の写真はないが、なんとなく妖怪ウォッチの商店街を思い出すというノスタルジーに触れていた。もう時刻は16時であった。

ポケモンセンター

 商店街を抜けて次なる目的地はポケモンセンターである。なにやら友達の弟がポケモンカードを買って来いとうるさいのだそう。しかたなくポケモンセンターについた時には17時であった。宿のチェックインは19時だ。時計を確認しながら遊ばないとなと思っていたが、すぐにこの考えは打ち消された。ポケモンセンターの下に巨大な書店があったからである。今回ともに旅行しているメンバーはみんな本が好きな読書家たちである。書店見るとすぐに書店に吸い込まれていく。ここでは地元の書店では売っていない京大出版の本などが並んであった。私たちは時間を忘れてショッピングに没頭した。

2回目の迷子

 書店を後にした時の時刻は18時30分。かなりまずい状況。これは間に合わないかもしれないと思い、宿に30分遅れると連絡を入れる。さあ早くバスに乗りこめ!

ん!!?
なんか違くね???

 友達が声を上げた。どうやら乗車するバスを間違えたらしい。すぐにバスを降りて現在地を確認する。

?「宿まで歩かね?」

 悪魔の提案が全員の耳に入る。この提案をしたのは私だが、賛成との声が上がった。現在地から宿までは約2km。ここから夜のピクニックが始まる。歩くと言っても歩いては間に合わないので1kmくらいは走る必要がある。覚悟を決めた引きこもり達は走り出した。




宿に到着!時刻は19時40分。何とか全員無事で帰還することに成功。
宿につくとすぐ近くに美味しそうな蕎麦屋さんを見つけたので、入ってみる。

夜ごはん

いやーー。美味しい。今まで蕎麦屋で食べたことがあまりなかったが、一瞬で虜になってしまった。
そこの常連さんとお話しし、近くに銭湯があるという情報をゲット。「今から銭湯行ってきます」と美味しい蕎麦屋を後にした。

宿にて

 銭湯に行くための準備をするぞと宿に戻ると、サッカー日本代表vs北朝鮮の試合がやっていた。私たちは後半の30分ごろから観戦スタート。田中碧の三笘薫のようなドリブルを目に焼き付くし銭湯に行って、おやすみをした。

2日目-東寺に2時間滞在する引きこもり達



 2日目は東寺からスタート。宿からそれほど距離も離れていないので歩いていくことにした。東寺に到着したのが10時ごろであった。Nが東寺にどうしても行きたいと言っていた通り、東寺に2時間滞在するという、天才プレイを披露した。
 この後は滋賀(大津市彦根市長浜市)を経由して帰るという予定になっている。予定では12時京都駅を出発するはずだったが、東寺も出発した段階で、12時になってしまった。またもや計画が崩壊した。今回の旅行では予定通りに進むことがまったくない。それが普段外に出ない引きこもりによる旅行だ。
 結局、京都を出発したのは12時30分だった。

大津市で喧嘩トラブルに遭遇

 京都駅から約10分、200円。琵琶湖線に乗って大津市に行く。特に何かしようと考えていたわけではないが、大津市が思ったより栄えていたので行ってみた。ここでお昼ご飯を食べる。
 今回は大津駅から徒歩3分の肉食堂最後にカツ。2号店にお邪魔した。名前の通りカツ丼やカツカレーが名物のお店みたいだ。下の写真が名物の肉カレー黒だ。お値段は1,000円でお手軽だ。

 いざ食べてみると、「「美味い」」 カツがサクサクでカレーと口に入れると、、、、

 それよりも印象深いことがあった。そのお店で店主と女性の従業員が喧嘩し始めた。なにやら女性従業員が窯を壊したらしい。それに対して店主がグチグチまるで目の敵にするように悪口を言っていた。それが私たちのようなお客にも聞こえているわけだから、困るのは私たちお客だ。店全体の空気が悪くなっているのを感じて、引きこもり陰キャ達は気まずさマックス。京都で話した人たちはみんな温厚な人ばっかでちょっと驚いちゃった。

 そして大津駅でワッフルを買って彦根に向かった。

引きこもり、敦賀で大暴走

 彦根では彦根城に行った。次向かうのは長浜だが時間がない。私たちは長浜を飛ばして敦賀に向かった。
 敦賀に到着して改札を出た。これから敦賀から新幹線を経由して帰る。

「ん?」

 重大なミスを起こした。改札を出ずに新幹線に乗り換える必要があったのだ、。またまたのミス。駅員さんに用を説明し、改札を通してもらう。新幹線が出発するまであと6分。走って切符を買う。なんとか新幹線に乗り込んだ時、新幹線は動き出した。

 これで今回の旅はおしまい

【2024年3月号】『致知』の感想|「丹田常充実」正直どうだった?今を生きるリーダーとは?

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 さあ、今月も届きました!人間学を学ぶ月刊誌『致知』。

 今月のテーマは「丹田常充実」。丹田常充実とは、生きていく上で丹田が常に充実し力に満たされていることが大事、ということを教えている言葉である。丹田に力を入れると健康と勇気を得るといわれているそうだ。

 

 

リーダーの対談

今回の目玉はユーグレナ社長の出雲充さんとサラヤ社長の更家悠介さんの対談だろう。

両社はSDGsに取り組んでいる日本の未来を担う企業だそうだ。しかし私は両社とも存じ上げていなかった。これは投資をやっている者として悔しい。

そんな彼らが未来を切り開くリーダーに求められる胆力とは何か、語り合う。

 

 個人的に印象に残ったのは、目標や判断の軸をしっかり持ち、ブレないように自らを律していく努力が必要、という話だ。ただし、現代は常に変化しているので、丹田に力を入れると同時に、変化や挑戦を恐れず常に情熱を持って前進し続ける姿勢が大切だとも語られていた。

 

 よく言われている言葉だと思うが、何度も繰り返し読んでいくことによって、血肉となってくれることを願っている。

 

夢を持て夢は叶う

 こちらは北海道を本拠地に構えるエース運輸の会長・林博己の記事だ。この記事で私が思ったのは、他の人の縁は大切にした方がいいなということだ。

 筆者が物流の世界に入ったのは学生時代から付き合っていた妻が関係しているそうだ。周りの人を大切にしていたからのチャンスだったと思う。こういう話を聞くと、自分も周りの人たちと良い関係を築かなくてはと思わされた。

 

車いすインフルエンサー

 車いすって歩けないからマイナスが多いと思われがちだ。これは差別しているつもりではなく、直感で思ってしまう。しかし車いすインフルエンサーの梅津絵里さんは激動の6年を経て、人々の心に笑顔と希望の灯火を届けたいと社会活動に尽力しているそうだ。絶望の中で掴んだ暗闇を突破する方法には心が震えた。

 私も現状を嘆く前に行動に移していかなければ、、、、

 

 

 

 

夏目漱石『こころ』の解釈|日本最高峰の文学の新解釈、Kが賢すぎる件について

 私はこの小説を何回読んだか分からない。小学生の頃、読書している奴が偉いという仮説があった。夏目漱石はインテリの象徴のような存在だった。漱石を読もう。そう思いすぐに書店へ行き文庫本のコーナーを見た。見つけた。しかし如何せん本が多くて迷ってしまう。『吾輩は猫である』は聞いたことあるが、分厚い。『坊っちゃん』は薄すぎる。そう思いパッと目についた『こころ』を購入した。これが私と『こころ』の出会いである。

 初めて読んだ時の感想はこうだ。
「こんなに難しかったのに、ただの三角関係物語」
当時小学生の私には漱石の文章は難しかった(今でも難しく感じるところはあるが)。それなのにただの三角関係の話を読まされたあげく、おもしろくない小説だ、と思った。しかし何か胸の中に何かしら引っかかるところがあった。

 中学生になっても相変わらず『こころ』を読んでみたが、感想は大して変わってなかっただろう。このころからKに注目するようになった。

 ここから私なりの考察を記す。
「『こころ』はKの復讐物語である」

 高校のころに『こころ』の感想文を国語の授業で提出した。その時のタイトルが『こころーKが賢すぎた件について』。
 先生とKは同じ女の人を好きになってしまい、先生は焦りKよりも先に婚約を申し出た。それを聞いたKはショックを受け自殺してしまった。そのKの第一発見者は先生で、その凄惨な状況をみせつけられた。遺書もあり遺書には「自分の人生が分からなくなった」「自分の弱さが原因」的なことが書かれており、周りの大人は先生は悪くないと言う。
 しかし先生だけが真実を知っており、自分のせいでKは亡くなってしまったと後悔する、という状況が出来上がる。
 
 Kは本当に自分の意志の弱さや将来への不安から命を絶ったのだろうか。私はそれはないと思う。作中にもKは勤勉で頭が良く、まっすぐな人だと描かれており、恋に対しても真面目であった。
 私は思った。
「そんな頭の良い彼はなぜ、先生は悪くないと言って命を絶ったのか」
 
 いや、待てよ、
 
「彼なら先生が一番苦しむ復讐ができるのではないか」
こっちではないか。

 そうだ。彼は自殺することで先生への恨みをぶつけたんだ。Kは好きな人を先生にとられ、生きる理由をなくしてしまった。先生のことを非常に恨んだだろう。そうしたら先生に復讐したいと考えるだろう。「先生のせいで大切なものを失ってしまった」と思わせれば、先生に対して甚大なダメージを与えることできる。そこでもう生きる意味のなかったK自身が亡くなることで復讐しようと考えたのだろう。これ以上にとっておきの、最強な復讐はない。それをKは実行した。

 やはりKは賢すぎる。


 以上が私の妄想であった。ここまで読んでくれてありがとう。

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【ネタバレあり】「センセイ君主」の感想|波辺美波、竹内涼真、新川優愛

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基本情報

公開:2018年

個人的評価:★★★☆☆

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あらすじ:

恋に恋する16歳の元気娘・佐丸あゆは。現在のところ告白7連敗中の彼女は、ふとしたことがきっかけで、ひねくれ者の新任数学教師・弘光由貴を好きになってしまう。感情がすべて顔に出てしまうため、告白する前から「高校生相手の恋愛なんてない」と弘光にフラれてしまうあゆはだったが、それでもくじけない彼女は「先生を落としてみせます」と宣言。猛アタックするあゆは、冷たくあしらう弘光に、それぞれの幼なじみも加わって恋の攻防が繰り広げられる。

感想1-総評

 青春・恋愛映画というよりはコメディ映画。序盤から中盤はただのコメディ。序盤中盤は主人公が空回りすぎて恋愛要素がほとんど感じられなかった。むしろ自分が恥ずかしかった。終盤はTHE少女漫画。センセイとの恋愛って、センセイが俺様でイジワルでイケメンなのが王道だと思うんだけど、『センセイ君主』は海外で賞を取ることができるほどの秀才ってのが良かった。うわぁ、何も勝てねぇや感。

 

あと全体的に安っぽい。

 

感想2-気になったところ

 ひとつ言わせて欲しい。

 

「「「学校が広すぎる」」」

 

 いやいや、広すぎないか?しかも西洋の宮殿みたいで綺麗だし。エカチェリーナ宮殿みたいな白を基盤とした建物いいよね。

 映画全体の安っぽさと学校の外観の高級感の対比が気になりすぎて、、、。

 

感想3-キャストについて

主なキャストについて

 

【ネタバレあり】ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの正直レビュー

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基本情報

公開:2023年

監督: アーロン・ホーバス、 マイケル・イェレニック

個人的評価:★★★☆☆

※ アメリカでは13.6億ドル(約2,000億円)もの興行収入を叩き出した

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感想1-総評

  もう感想を述べる。個人的には感動であったり、ワクワクであったりの感情の変化は特になかった。感情が動かされなかった。というのも安定して見れる作品だったからだ。特別マイナス点のない作品だったという印象だ。良い意味で何も考えずに見ることができた。

 また音楽もグラフィックも美しくて素晴らしかった。まさに令和の映画という感じだ。「悪くもなく」って感じなので評価は3/5点

 

感想2-ゲーマー目線では

 私はマリオの本編は遊んだことがない(友達とマリオメーカーをしたくらい)。しかし、マリオカートマリオパーティーはよく遊ぶ。そんなマリオカート勢からすると、レインボーロードのようなコースをマリオたちが走っているシーンは嬉しかった。なんかゲームをそのまま映画にしたような映画で良かった。

 あとマリオがキノコが苦手という設定を初めて知った。そういう設定を知るとゲームがさらに楽しくなるなーと。いつまでも遊び心を忘れない任天堂は神。

 

 ひとつノコノコについての雑学。緑ノコノコと赤ノコノコがいるが、緑ノコノコは勇敢な性格らしい。マリオカートでも緑甲羅を投げると直進する。対して赤ノコノコは臆病らしい。マリオカートでは赤甲羅は相手を追跡する。プレイヤーから嫌がられるアイテムの一つだ笑

 

 

【2024年2月号】『致知』の感想|立志立国、正直どうだった?致知を読んで思ったこと、考えたこと

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短期の悲願、長期の楽観

 今月のテーマは「立志立国」。日本について様々な考察が掲載されていて、非常に興味深い。

 

 その中でも私が面白かったのは、「短期の悲願、長期の楽観」という概念だ。日本では短期的には楽観な政策がよくとられている。特に岸田総理は「検討します」と言って問題を先送りにしている印象がある。楽な方向に流れてしまうというのは何も総理をはじめとする政治家だけでなく、日本国民の傾向に思う。かく言う私もそうだ。勉強したくないからレベルの低い学校を受けたり、きつい練習をしたくないから部活なくなんねえかなと思ったり、、、。

 そこで目の前の課題に取り組むことで、未来を楽観できるということが語られている。非常に考えさせられる記事だった。

 

事業主は自己犠牲が前提

 私は将来的には独立して小さな会社を経営していきたいと考えている。そのために現在は大学で勉強している。

 本書で語られているのは、独立した当時に年中無休24時間、お客様からの電話対応に応じたという話だ。とてつもない精神力。素直に尊敬できる。以前にSHOWROOM代表の前田裕二さんの『人生の勝算』を読んだときに同じような感覚を受けた。

 

今回は特に「熱くなる話」が多かった。

とても良かった。

 

【2024年1月号】『致知』の感想|人生の大事、初めての致知を読んで私が考えたこと、印象に残ったこと

致知』とは人間学を学ぶ月刊誌である。今回は『致知 2024年度1月号』の感想を記す。

[:contents]

基本情報

出版社:致知出版社
ページ数:145p
難易度:★★☆☆☆
おすすめ度:★★★★☆

致知』とは?

いつの時代でも仕事でも
人生にも真剣に
取り組んでいる人はいる。
そういう人たちの
心の糧になる雑誌を創ろう。
致知』の創刊理念です。

公式HPより引用


感想

 私は今年度から『致知』の購読を始めた。
大学生になりアルバイトが解禁されて、働くことについて悩むようになった。高校生の頃はこんなんじゃなかったのに、、、とか思いながら病んだ。
記事には見返りを求めない徳積みは生きて返ってくるというものがあった。アルバイトの際にお客さんとコミュニケーションをとる。その時に「めんどくさいな」とか「早く終わんないかな」とか思っていた。しかし今回の話を読んで、真心こめて真摯にお客さんと関わろうと思わされた。
今までの自分がどこまで最低だったか、どこまで世間知らずだったかが浮き彫りになってくるこの頃。


また私が印象に残ったのは、「松尾芭蕉の名句に学ぶ人生の大事」(p28~)だった。本欄を書いたのは、東洋思想家の境野勝吾(さかいの かつのり)。お歳は92歳を迎えている。

芭蕉は「無価値の価値」を追求したと紹介され、それは「詫び」「寂び」の世界と同義だという。これらの世界のものは日陰のようなイメージを抱かれるが、芭蕉はこれらの世界がとても明るい世界だと表現したそうだ。
私が特に印象に残ったのは

古池や蛙飛びこむ水のおと

の成立エピソードだ。それは芭蕉が和尚さんから「人生とは何か」と尋ねられた時に「蛙飛びこむ水のおと」と答えたというものだ。宇宙の悠久なる働きからしたら人生はポチャンという音のように瞬間だ、という解説に衝撃を受けた。「芭蕉、天才やん」と声が漏れた。
私の記憶では、「水という一見目立たないことに目を向ける芭蕉の素晴しい句」という風に学校でならった。しかしこれこそが表面的な説明で、何処でどのような状況で読まれたのか、などの裏の説明があったら国語の授業は楽しめたのかな。