大学に入学し、自然と夜寝るのが遅くなった。
それは海外サッカーを見るようになったからだ。高校3年生だった2022年にはサッカーワールドカップで日本代表が強豪ドイツ・スペインを破ってベスト16にまで進んだ。そこから2023年に入り、イングランドのプレミアリーグを受験勉強の合間に見るようになった。イングランドでは三笘薫が何試合も連続でゴールを決めるなど大活躍していた。高校で友達と三苫について語り合う日々。受験期に精神が保てたのは日本人が海外で活躍する姿を見ていたからだ。
今回、本書を購入したのもサッカーに対してにわかなりにも理解を深めたいからだ。
林陵平という狂人
著者の林陵平さんは元Jリーグのサッカー選手で現在はサッカーの試合を解説している。海外サッカーを見ている人は一度は聞いたことある人であろう。解説の特徴は「圧倒的な知識量」である。「なんでこんなこと知ってるの?」っていう解説だ。常に選手のインスタやサッカーの雑誌、そして試合をチェックしているそうだ。これまでの狂気じみたサッカー愛が彼の解説を特別なものにしている。
観戦のポイント
本書では著者のサッカー観戦のポイントが語られている。キックオフ時に確認すべきこと、ハーフタイムで確認すべきこと、後半に入ったら確認すべきこと、後半60分で確認すべきことなど、その時々で確認すべきことがある。
キックオフ前に確認すべきことは両チームの初期配置だ。サッカーにはフォーメーションが様々存在する。攻めのフォーメーション、守備寄りのフォーメーション。FWは何人いるか、DFは何人いるかなど、フォーメーションによってチームの狙いが変わってくる。これをキックオフ時に見るらしい。
ハーフタイム時、後半は入りの見るべきポイントは本書で確認してほしい。
また代表的なフォーメーション、ポジションの役割などは次章以降に語られる。